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WaffreeToolの活用方法

· 5 min read

WaffreeはWaffreeToolにより、全キーマップカスタムが可能です。
キーマップは本体に保存されるため、セキュリティ要件が厳しい環境でも、設定したキーマップでお使いいただけます。
本記事ではWaffreeToolの使い方について紹介します。

セットアップ

WaffreeToolはWindowsとmacOSに対応しています。セットアップファイルはDownloadからダウンロードし、インストールできます。

WaffreeToolのダウンロード

使い方

基本

WaffreeToolの基本的な使い方は、キーをドラッグアンドドロップしてキーマップを変更することです。設定後は右上の「書込」ボタンでキーボードに書き込みます。

WaffreeToolの基本的な使い方(ドラッグアンドドロップ)

キーを押すと、詳細設定画面を開くことができます。ここでは、LayerTapなどの機能を細かく設定できます。

WaffreeToolの動作設定

また、「キー動作設定」のプルダウンメニューを押すと、機能(Behavior)を変更することができます。
各機能の詳細についてはここを参照ください。

WaffreeToolの各機能(Behavior)

ファイルバックアップ

WaffreeToolではキーマップをファイル形式でバックアップ、リストアすることができます。
右上の三点リーダーから、「ファイル」→「ファイルに保存」を押すとキーマップ(と、デバイス設定も含む)をファイルでローカルに保存することができます。

WaffreeToolでキーマップを保存

反対に、ファイルのキーマップを読み込みたいときは上述の三点リーダーもしくは、ホームの「バックアップファイルから読み込む」から読み込むことができます。

WaffreeToolでキーマップを読み込み

スリープ設定

Waffreeは、一定時間無操作が続くとアイドル状態となり、省電力化のためにLEDを暗くします。
さらに無操作状態が続くと自動的にスリープ状態になります。
ここでは、アイドル、スリープまでの時間、スリープの有効/無効を設定することができます。

WaffreeToolでスリープ設定

Windows/macOS切り替え

WaffreeToolではWindows/macOSユーザーどちらでもキーを設定しやすいようにOS切り替えの設定が可能です。
これにより、OS固有のキー表記にすることで、キーマップ変更が簡単になります。

WaffreeTool、OS設定

テーマの変更

WaffreeToolではダークテーマ、ライトテーマの設定ができます。
また、アクセントカラーも8色から設定することができます。
システムのカラーを自動的に検出し、それに合わせることもできます。

WaffreeToolでテーマ設定

WaffreeTool開発裏話

Waffreeは企画当初からキーマップ変更ツールを必須要件としていました。
この要件に対しどのように実装していくかを検討し、最終的にはZMK firmwareをベースにキーマップ変更のロジックを組み込むことを決定しました。

QMK firmwareにはリアルタイムキーマップ書き換えの仕組みはありますが、Waffreeの目玉である完全無線対応が難しく、その他のキーボードファームウェアは品質担保が難しいという理由で採用を見送りました。

ZMK firmwareはいまでこそZMK studioが公開され、活発に開発されていますが、開発に着手した当初は未公開だったため独自での実装を選択しました。

今後の展望

WaffreeToolは今後、バグフィックスやユーザビリティの向上はもちろん、Linux対応やWebブラウザ版への移行検討、細かなデバイス設定等、各種機能を追加していく予定です。
今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。